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マンハッタンデビュー (5日目) [アメリカ]

(続き)
マンハッタンに来て今日で5日目。朝はゆっくり起きて自然史博物館に挨拶した後、メトロポリタン美術館に行った。もはや、”通勤”と言っても差し支えないかもしれない。昨日のスタートと同じように、ヨーロピアン・ペインティングのフロアに行ってみたが昨日と同様に混雑していた。サササっと見て、今日は日本美術のフロアに行ってみようと思ったが、なんだかお腹が減って来たので、まだ早い時間だったが昼飯を喰うことにした。ガイドブックに載っていた、グランドセントラルステーションのオイスターバーに行ってみることにした。一旦外に出て地下鉄に乗り、細心の注意を払ったせいか、あっさりグランドセントラルステーションに着いた。駅のコンコースに上がってビックリ。これって、美術館じゃないの?と思ったくらい綺麗でゴージャスだった。コンコースから一つ下のフロアに降りて、フードコートを過ぎるとオイスターバーがあった。ちょうど、開店したところだったので、店内は空いていた。席に案内され、大きくて見やすいメニューを渡された。まずは、オイスターバーに行った人が必ず頼むというマンハッタンクラムチャウダーを頼んだ。生牡蛎はどれが美味しいのかわからなかったので、給仕のおっさんに聴いてみると、BLUEPOINT、BELON、KUMAMOTOが美味いと教えてくれた。ん?「KUMAMOTO?」と聞き直すと、「KUMAMOTO」。。。メニューを見ると、確かに「KUMAMOTO?」と書いてある。日本の牡蛎なのかと聞くと、カリフォルニア産だと言う。日本の品種なのかと、しつこく食い下がったが、わからないと言われてしまった。そんじゃ、とりあえずBLUEPOINT、BELON、KUMAMOTOを2つづつ、レモンをたくさん付けてくれと頼んだ。すぐに、マンハッタンクラムチャウダーが来た。一緒に添えられたクラッカーを全部投入。これは、美味い。こちらに来てから食べたものの中で一番美味い。パンとセサミのクラッカーが山盛りで出てきた。セサミのクラッカーは美味しかったけど、パンはイマイチだったので、セサミのクラッカーばかり食べていた。生牡蛎が出て来たが、どれも美味かった。特にBELON、KUMAMOTOは死ぬほど美味かった。なんだよアメリカ、美味しいものがあるじゃないか。そう言えば、BELONって、ハンニバル・レクター博士がアミューズで喰ってなかったっけ?あまりの美味しさに、あっと言う間に食べてしまった。まだ、全然余裕があったので、BELON、KUMAMOTOを2個づつ追加した。給仕のおっさんに、他に美味しい牡蛎がないか聞くと、今の時期だとMOONSTONEが美味いという。あと、牡蛎じゃないけどクラムが美味いというので、クラムも2個頂くことにした。すぐに追加で頼んだ牡蛎が来たが、あっと言う間に平らげた。そして、デザートにキャラメルカスタードと紅茶を頼んだ。美味かった。久しぶりに腹いっぱい喰った。やればできるではないか、アメリカ。しかし、チップを含めて約$55は食べ過ぎた。。。オイスターバーを出てグランドセントラル駅をもう一度見て、一旦ホテルに戻った。お腹いっぱいになったので、眠くなった。そうだ、昼寝をしよう。小一時間寝て、また、メトロポリタン美術館に行き日本美術のフロアに直行した。日本美術のフロアは人が少なく、とても静かだった。しかし、見て回るうちにエジプト古代美術と同様にビックリ度が増していく。子供の頃に永谷園の名画カードで見た絵や仏像が展示されているのだ。しかも、そのほとんどが日本にあるものとばかり思っていたが、実は違ったのだ。尾形光琳や北斎などは、私ですら知っている。巨大な仏像とか、日本にあったら国宝だよね、と思うようなものがヒッソリと展示されている。そんな、日本の美術品を海外の人たちが熱心に見ていたので、なんだかとても誇らしい気持ちになった。おいらやっぱり日本人。このフロアも意外性の連続だった。灯台下暗し、と言うより無知に近い。

そして、今夜はアスタープレイスにBLUEMANを見に行く予定を入れていた。チケットは日本からインターネットで購入してあった。受け取りは直接シアターのボックスオフィスで受け取るということだった。ちょっと、不安だったので早めにアスタープレイスシアターに行った。ボックスオフィスの女性にチケットを購入した時の書類を印刷した紙を見せるとチケットを渡してくれた。ずいぶんあっさりチケットを入手できたではないか。開演まで少し時間があったので、近くのスターバックスでお茶を飲んで時間を潰した。そして、まだ開演時間には余裕があったが、シアターに行ってみることにした。シアターに着くと、すでに扉が空いていて中に入ることができた。人気がある割に小さいシアターだ。自分の席に座っていると、あっと言う間に席が埋まった。開演時間になると、大音量のBGMと共に3人のBLUEMANが現われて芝居がスタート。BLUEMANのいいところは、言葉を発しないので、英語がわからなくても大爆笑できること。とにかく笑いっぱなしだ。特にツボだったのは、次から次へと管から落ちてくるピンポン玉を観客の一人に押えさせて、BLUEMANの3人が「じゃーねー」といなくなってしまうネタ。とにかく芝居も面白かったが、オフ・ブロードウェイ見たよ、、、という興奮と満足感でいっぱいだったので、シアターを出た後、飲めもしないのにパブに寄った。しかし、ビールを頼んだら、ハーフパイント単位でしかオーダーできない店だった。頑張って飲みきったことは飲みきったのだが、ほぼ泥酔状態でホテルに戻った。(続く)
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