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最初の旅 [旅]

私の記憶に残っている人生最初の”旅”は、こどもの国だ。横浜の青葉区にある遊園地(?)。多摩丘陵に広がる広大な敷地に牧場などの施設がある広場だ。私が子供の頃、まだ横浜市には青葉区がなかった。”旅”と言うにはちょっとショボイ場所だったが。。。私の記憶では幼稚園の遠足だと思っていたのだが、先日、母と話していたら、絵画教室の生徒とそのお母さん達で遊びに行ったということがわかった。しかも、大きなバスに乗って大人数で行ったと思っていたのだが、私の父親が運転する小さなマイクロバスで行ったそうだ。ずいぶん昔の話だし、私はまだ幼稚園に入る前だったが意外と覚えているものだ。丘の途中に座って、ゆで卵を坂の下に向かって転がして遊んでいたことや、一緒に行った母の親代わりだった人のお弁当を食べさせてもらったことなどは断片的に覚えている。その時、お弁当に入っていた冷めた、そして、とても甘い炒り卵が本当に美味しかった。今はあまり食べなくなってしまったが、お弁当に入っている冷めた炒り卵は私の好物の一つだ。炒り卵は冷めていて、そして、とてつもなく甘くなければいけないのである。写真に写っている私は屈託なく笑っていて、とても楽しそうだ。父と母も嬉しそうだ。あやふやな記憶とモノクロ写真の中の父と母は若かったし私も幼かった。月日はあっというまに経ってしまう。父と母の結婚記念日に台湾旅行をプレゼントしたのが7年前。両親と私で香港に行こうとチケットを取ったのだが、父親の病気が見つかり、やむなくキャンセルしたのが5年前。そして、早いもので今月は父親の一周忌だ。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。

タグ:こどもの国
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ぼられることは旅のうち [旅]

海外に行くと日常的にぼったくりに遭遇することがある。日本でさえ風俗街に行けば、ぼったくりがある。当然、ヨーロッパやアメリカにもある。世界中どこでも多かれ少なかれぼったくりは存在する。日本にいれば、ぼったくりが嫌なら、ぼったくられる場所に行かなければ済むのだが、海外だとそう言う訳にはいかない場合がある。望むと望まざるに拘わらずぼったくりにあう。一番多いのがタクシー。メーターを使わずに金額交渉でいきなり高額な値段を吹っかけられる。フィリピンやマレーシアでは当たり前の光景。買い物などで、現地の適正価格より高額な値段を吹っかけられるケースも多い。多い、というより、ベトナムやフィリピンなどではこれも当たり前。飲食店などで外国人用メニューがあり、そもそも高額な価格設定になっていることもあったりする。以前は、海外でのタクシーや買い物の金額交渉が煩わしかったが、最近は、これは”儀式”なのだと自分に言い聞かせることにしている。タクシーの場合、高いと思えば値切るし、嫌ならタクシーから降りてしまえばいい。しかし、その時に急いでいたり、雨が降ってきたり、暑くて死にそうだったりと、どうしても必要だと思えば高くてもそのタクシーに乗る。買い物も高いと思えば値切るし、嫌なら買わない。しかし、その時にどうしても必要なら多少高いと思っても買う。飲食店の外国人メニューだって基本的に同じだ。その価格が適正かどうかは別にして、価格に納得すればその金額を払って食べるし、高いと思えば店を出る。しかし、その時にどうしても食べたければ高くても食べる。結局は、需要と供給の問題だ。

価格交渉も自分なりの経験則がある。私は高額なものだけに注意を払う。日本円で100円以下、、、とかはどうでもいいのだ。日本円で10円のもを10倍ぼられたところで100円。そんな金額に目くじらを立てるのも馬鹿らしい。高額な場合は、最初にこちらから価格を提示する際に、相手が非常識と思うような値段を言ってみることにしている。

マレーシアのジョホールバルからマラッカまでタクシーをとっ捕まえて行く場合、タクシーメーターは付いているが100%価格交渉になる。ジョホールバルからマラッカまで200kmを軽く超えるため、高速道路を使っても2時間以上はかかる。運賃は高速料金やガソリン代込みで250RMから300RM(日本円で約8千円から9千円)が相場だ。タクシーの運転手に「いくら出す」と言われて、間違ってもこちらから「いくら?」などと聞いてはいけない。聞いた瞬間、とんでもない価格を言ってくるから。あくまで、こちらのペースで。もし相場がわからなかったとしても、日本だったら高速を使って静岡あたりまで行くとしたら5万円ではきかないだろう。恐らく、給料の1/5が飛ぶ、、、と考えると、良くはわからないがマレーシア人の平均月収が2万円くらいだと想定して、その1/5だから4千円。マレーシアリンギットで約130RMなので、10の位切り捨てで「100RM」と言ってみる。運転手は「フン」と鼻で笑うが、脈があれば「500RM」とか吹っかけた金額を言ってくるはずだ。脈が無ければ手を振ってどこかに行ってしまう。脈がなかったら、失敗した金額を次の交渉に生かせばいい。脈があったらしめたもので、言ってきた金額の半分以下の値段を返してみる。こちらが「200RM」と返し、向こうが「400RM」と答えてくれば、落とし所はおのずと「300RM」になる。

相手が最初から吹っかけた金額を言ってくる場合は、むしろ楽だ。マニラの空港から空港タクシーに乗って市街まで行くと高いので、出発フロアまで上がり、市街地から来て空港で客を降ろした一般のタクシーを捕まえる。「LPレビステ、サルセドビレッジ、マカティ」と行き先を告げるとタクシー運転手はこちらの意図がわかっているから、「400PHP」(800円)と吹っかけてくる。ふざけるな、空港からサルセドビレッジまでなら200PHPでお釣りがくる。常識外れの金額として、相手の言ってきた金額の1/5に近い「100PHP」と言う。すると、薄ら笑いを浮かべながら400PHP必要な理由を説明してくるので、そんなヨタ話は聞かずに、毅然と「150PHP」と大声で言う。そこで、「OK」なり、「あと50PHPだけ」、、、くらいの答えがあれば、そのタクシーで行く。しかし、まだ、訳のわからないことを言うようなら、タクシーを降り、さっさと次のタクシーを捕まえて交渉する。

現地価格を知らずに、価格交渉で失敗することなど日常茶飯事だ。ベトナムのホーチミンのタンディン市場でTシャツを2枚買ったら店のおばちゃんに、「200,000VDN」(千円)と言われた。よくわからないまま、気合で「40,000VDN」と値切った。もう一度、おばちゃんが、「200,000VDN」と言ったので、さらに「20,000VDN」と値切ったら、怒ったおばちゃんに蝿のように手で追い払われた(w。店は1軒だけではないので、あっさり他の店に行って今の失敗を生かせばいいのだ。

ただ、、、こういった煩わしいことに慣れてしまうと、海外から帰って来た直後に日本で買い物をしている時など、なんとも物足りなく感じることがある。物足りない、というよりも、ほとんど言葉を交わさずに買い物ができてしまうことが不思議に思えるのだ。よく、友人から「そんな場所にわざわざ行かなければ、ぼられることもないじゃん」と言われる。でも、実際に現地に行くからこそ、ぼられることを経験できるのだ。ぼられることは旅のうちだと思っていれば、そのうち余裕も出てくるだろうか。
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The Guide to Sleeping in Airports [旅]

空港で寝るのも、最初のうちは当然のように緊張した。周囲が気になって長時間寝ることなどできなかった。しかし、周りを見ていると空港で寝てる人が結構いることに気がついた。寝ているのは欧米人が多いような気がする。さらに、慣れてくると空港はパブリックスペースとしては綺麗で安全な場所だと言うことがわかってきた(ただし、安全な場所かどうかは事前に出来るだけチェックするし、もし何かあっても自己責任だということはちゃんと理解しているつもり)。安全はお金に代え難いということはわかっているのだが何故かケチってしまう。特に深夜に空港に着いて、ホテルに夜中の2時、3時にチェックインして寝るだけなのに一泊分のホテル代を払うのがもったいない。寝るだけの安い宿はいくらでもあるのだが、お金を払うのが嫌だ。そのお金を払うくらいなら、美味しいものでも食べた方がいい。今日は空港で寝て、明日はラグジュアリーなホテルに泊まるのも楽しい。

【The Guide to Sleeping in Airports】 http://www.sleepinginairports.net/


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つばさよつばさ [旅]

葉加瀬太郎のAnother Skyを聞くと旅に出たくなるのと同じように、浅田次郎の本を読むと旅に出たくなる。浅田次郎の本であれば旅に関するものでなくてもいい。理由は葉加瀬太郎のAnother Skyと同じようなもので、JAL機内誌「SKYWARD」にずっと連載されている「つばさよつばさ」を思い出すから。浅田次郎の軽妙な語り口で書かれた旅行エッセイは秀逸だ。軽いタッチで始まり、ちょっと感動的に締める作風が寅さん的志向の私の心を掴んで離さない。「つばさよつばさ」で一番好きだったのが、”個人的な「世界の三大夜景」”の話。浅田次郎は夜景マニアだそうで、彼の個人的な「世界の三大夜景」を紹介している。別格例外は函館の夜景。世界の三大夜景の最初はクリスマスシーズンのパリのイルミネーション。次が真夜中のストラトスフィア・タワーから見おろすラスベガスの夜景。そして、最後にブルックリンから眺めるロアー・マンハッタンは夜景の傑作だと言っている。短い文章に込められた、きらめくような夜景の情景描写がとても好きだ。私はパリには行ったことがないのでクリスマスシーズンのイルミネーションのことは知らないけれど全部激しく同意。
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Another Sky [旅]

葉加瀬太郎のAnother Skyを聞くと旅に出たくなる。もともとがとても良い曲なのだが、ANAの機内BGMとして10年以上使われている曲だ。そして、最近はあまり聞いていないが、J-WAVEで毎週土曜日の夜に放送しているANA WORLD AIR CURRENTのエンディング曲なのだ。ANAの機材で運行している路線では搭乗時と降機時に流れている。ANAの国際線の長距離路線に乗って目的地に着き、この曲が流れてくると飛行機から降りたくなくなる。もうちょっと乗ってたいなー、、、と思い、胸が締めつけられてウルウルしてしまう。知人に話したら、「何を子供のようなことを」と言って呆れられた。違う違う、歳をとればとるほど我がままになって、そして涙腺が弱くなるのだ。


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インボラ [旅]

インボラとは、インボランタリーアップグレード(Involuntary Upgrade)を省略した和製英語で、インブップと言うこともある。日本語で「意図しないアップグレード」のこと。搭乗手続き時にオーバーブッキング等の航空会社都合により、座席が上位のクラスに変更されることをインボラと言う。例えば、座席がエコノミークラスからビジネスクラス、またはビジネスクラスからファーストクラスに勝手にアップグレードされてしまうこと。インボラは、ほとんどの場合、航空会社のオーバーブッキングの解消を目的として行われる。そもそも、オーバーブッキング自体は、どの航空会社でもやっている。航空会社は各社独自の需要予測をもとにオーバーブッキングを行なうのだ。飛行機1機を飛ばすための経費は乗客が多かろうが、少なかろうがほとんど同じ。乗客が多いと重量が増える分、若干燃費が悪くなるが、運賃収入を得る方が航空会社の利益が大きいため、航空会社はなるべく空席を作らずに飛行機を飛ばしたい。そこで、実際には購入されない航空券の分を見込んで、シートの数より多く航空券を販売するのだ。とは言っても、オーバーブッキングが多発すると、オーバーブッキング解消にかかる経費や航空会社の評価などのデメリットが大きくなってしまうことになる。なので、この辺の匙加減が非常に難しく、需要予測は航空会社各社の腕の見せ所になっている(個人的な見解だが、オーバーブッキングの頻度が高いのはアジア圏ではフィリピン航空がダントツ)。ただ、オーバーブッキングはそれほど頻繁に起こるものではない。そもそも、国際線に限って言えばエコノミークラスの席が満席になることはそれほどない。国際線の1ヶ月間の平均搭乗率が85%を超えることは、まずあり得ない。単純計算で200席ある機材の搭乗率が80%だと、160席が埋まって40席が空席という計算になる。まー、40席の空席は全部ビジネスクラスだった、、、なんてことはよくある話だが。。。また、オーバーブッキングが発生しやすい時期は、日本人に関係する海外旅行のシーズンで言うとゴールデンウィーク、夏休みや正月休み時期くらい。最近では近距離路線の三連休前日の往路と三連休最終日の復路がオーバーブッキングになることがある。また、欧米の夏休み、クリスマス休暇、そして中国の旧正月などのシーズンも路線によってはオーバーブッキングしやすい。その結果インボラの可能性が高くなる。しかし、オーバーブッキングが発生しても、アップグレード先のシートに空きがなければインボラは行われない。アップグレード先のシートに空きがないほいど酷いオーバーブッキングが発生した場合、乗客の中からボランティアを募って別便(次の便、翌日の便、または他社便など)に振り替えを行なうことがある。さらに、航空会社は”空港調整席”という事前に予約することができない座席を持っていて、非常口、バルクヘッド、そしてベビーベッドがある席などを実際のフライトの状況に応じてチェックイン時に調整できるようにしているため、最後の最後でエコノミー席のオーバーブッキングを回避できる。

いざインボラが必要になると、ある優先度に基づいてアップグレードする搭乗者を決定する。メンバーシップがない乗客より、航空会社のメンバーシップがある乗客の方がアップグレードされる優先順位が高い。さらに、メンバーのステータスが高いほど優先度が高く、上級会員になっている期間が長いほど優先順位が高いと言われている。また、経験上、団体やグループで同時にチェックインし、隣り合った席をリクエストするよりも、単独でチェックインして、予約した席を変えて欲しいと言う方がインボラされる率が高いような気がする。これは、隣り合った席などのリクエストが無ければ席を変えても影響が少ない分、アップグレードして別の席に移動しても問題ないと考えるのではないかと思う。あと、早めにチェックイン(Webチェックインを含む)する方がインボラされる確率が高くなるとも言われている。私はWebチェックインはしないが、通常は3~4時間前、最低でも2時間前には空港カウンターでチェックインをするようにしている。さらには、着ているものがフォーマルな方がいいとか都市伝説みたいなこともまことしやかに言われている。私はいつもTシャツにジーパンで飛行機に乗るが、インボラされる確率は高い方だと思うので、あまり関係がないのかなー。

まとめると、こーんな感じ。
【インボラが発生する条件】
 ・元のシートクラスの座席がオーバーブッキング等で不足していること
 ・アップグレード先のシートクラスに空席があること
【オーバーブッキングが発生しやすい時期】
 ・ゴールデンウィーク、夏休みや正月休み
 ・近距離路線の三連休前日の往路と三連休最終日の復路
 ・欧米の夏休み、クリスマス休暇、中国の旧正月
【インボラの優先度】
 ・上級会員のステータスが高いほど優先度が高い
 ・上級会員になっている期間が長いほど優先順位が高い

私はチェックインの時にインボラを期待していないと言えば嘘になるが、インボラされれば儲けものとしか考えていない。逆にインボラされて上のクラスに搭乗すると、正規の運賃で搭乗している人にとても悪い気がしてしまう。どうも、日本人気質というか人間の器が小さいようだ。トホホ。
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合コンでCAさんから教わったこと [旅]

ずいぶん昔のことだが、CAと合コンしたことがある。今思えば懐かしい。その合コンはドレスコードがあった。場所も西麻布などという普段行かないような小洒落た場所だった。しかし、いたって普通の合コンだった。CAとは言え、ただのOLなのだ。ずいぶん昔の話なので、何を話したかはほとんど覚えていないが、当時から興味のあった話だけはちゃんと覚えている。そして、今でも飛行機の上で実践していることが二つある。それは、合コンでCAに「お客として、どんな人が素敵だと思う」か聞いた時の答えだ。言い換えると「飛行機の上で、どうすればCAに気にいられるか」ということを廻りくどく聞いてみた。詳細はそれぞれ異なるが、二つの答えに集約された。ひとつは、「態度もそうだが、言葉としてお礼が言える人」だった。例えば、お客に飲み物を頼まれて持って行くと、欧米人は必ず「Thank you」と言うが、日本人は黙って受け取る。CAが狭い通路で機内食をサービスしている時、日本人は黙って無理やりCAの後ろを通りぬけようとするが、欧米人はその状況ではそもそも動かない。やむを得ずそんな状況になれば「Excuse me」と一言声をかけてくるという。この、”欧米人”とは人種としての欧米人と言う意味ではなく、”欧米人のような環境や教育、宗教の下で育った人”というような後天的な意味になるのだろう。CAも人間だから自分が提供したサービスに対して評価をされるのは素直に嬉しいということだった。てっきり「ファーストクラスに乗っている人」とか、「機内でプレゼントをくれる人」とか単純な答えなのかと思っていたら、優等生的な答えが返ってきた。答えが本音だったかどうかはわからないが、それをやったところで私が何か損をする訳ではないので、飛行機に乗った時はいつも実践している。効果の程はまったく不明であるが。。。ちなみに、実践していることの二つ目は、、、ナイショ(w
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旅の武器 [旅]

今まで海外に行って、直接的に命にかかわるような危険な目に遭ったことはほとんどない。事故に遭うとか、酷い病気になるとか、暴力を振るわれたり脅かされたり、物を盗まれるとか、まったくといっていいほどない。交通事故などに遭って怪我をしたことはないし、病気も酷い腰痛や酷い風邪はあったがはっちゃけ過ぎて疲れるくらい。暴力など振るわれそうになったことすらない。一緒に行った友人がお金や所持品を盗まれた、、、ということはあるが私は一度もない。強いて言えば現地の若くて綺麗な女性にオッサンのハートを盗まれるくらいが関の山である。決して、まったく危険な場所に行かない訳ではないが、何故か危険な目には遭わないのである。いつでもしっかりしているかと言われれば、そんなこともない。確かに道路を渡る時は左右をキッチり見て渡るが、東南アジア、特に車優先の中国ではそうしないと死んでしまうからそうしているだけ。いつでも呑気でボーッとしているし、そもそも人生がうっかりな人生である。へらへらと笑いながらお気楽で隙だらけなのに大丈夫だ。理由を考えてみたのだが、いつも”へらへら”笑っているのがいいようだ。本で読んだのだが、ヒトは常に相手の表情を無意識のうちに注視しているんだそうだ。怒っているとか笑っているとか、また、恐れているとか困っているといった相手の表情は通常の目で物を見て脳の中で行われる視覚処理とは異なる場所や方法で処理されているらしい。相手が笑顔を浮かべると、自分が笑顔を浮かべた時の気持ちと照合して、笑顔を敵対心の無い親愛の情であると判断しているという。もし、これが本能に近い部分なのだとしたら、文明の無い国に行った時の方がより一層へらへら笑っていればなんとかなりそうである。そして、もし、異国の地で若くて綺麗な女性を発見したら、一目散に女性の近くに移動して、へらへらと笑いかければいいのである。
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旅に出たい [旅]

旅に出たくてしかたがないけれど、旅に出られない時もあったりする。これほど悶々とすることはない。そんな時はどうするかと言うと、カラー写真がたくさんあるリゾートやホテルのことが書かれている本を読む。本を読んで旅に行った気にさせて自分をごまかそうとするが、逆効果でさらに旅に出たくなってしまう。ひと昔前の中坊が”ビニ本”でオナニーしてるようなものだ。とは言っても、やはり旅に出られないので、テレビでNHKの”世界ふれあい街歩き”や”アジアで花咲け! なでしこたち”を見て次に行くかもしれない場所に妄想を膨らませていると、いてもたってもいられなくなる。世界ふれあい街歩きのナレーションは牧瀬里穂と原田知世が良い。アジアで花咲け! なでしこたちは、ひうらさとるよりヤマザキマリの方が良かった。そして、土曜日の深夜に”妄想ニホン料理”を見て、番組終了とともに飛行機の予約を入れてしまうことが多い。まるで、ギルガメシュナイトを見ながらオナニーしていたひと昔前の中坊のようだ。恐らく私のクレジットカードの明細から、週末に航空会社、ホテル、航空券検索サイトやホテル検索サイトからの請求が多いことがバレてしまう。こんな人は意外と多いのかもしれない。データマイニングしたり、ビッグデータを活用しなくても感覚的にわかってしまうおいらは凄いのだー。
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なす事もなくて那須野にすむ我は [旅]

「海外旅行によく行くけど、いったい海外に行って何してんの?」とよく聞かれる。実際、海外に行ったからといって何か変わったことをしているかというと、そんなことはない。私はいわゆる”観光”はしない。バンコクに20回以上行っているが、ワット・ポーにある有名な涅槃像を見たことがなかった。友人とバンコクに行った時、その友人に涅槃像を見たいと言われて気が付いた。マニラのイントラムロスにはよく行くのだがイントラムロスにある世界遺産のサン・アグスチン教会に行ったことがない。徒歩10分以内のホテルに泊まっているというのに、、、だ。マカオのセナド広場には何度も行ったのだが、初めて聖ポール天主堂跡を見た時はマカオに初めて行ってから20年の月日が過ぎていた。タイのカオラックにあるリゾートには宿泊費が激安になるオフシーズンを狙って行くので海で泳いだことがないし、バリ島のクタのビーチでボディーボードをしようと思ったが波の高さに恐れをなして断念し続けている。ラオスで仲良くなったオランダ人の若くて可愛い女性に「プーシー(丘)に登って、ルアンプラバーンの街やメコンに沈む美しい夕陽を見にない?」と誘われて、医者に激しい運動を避けるように厳しく言われている、と言って断った。プーシーは標高が200mくらいのただの丘である。私くらいの旅人になると、もはやガッついて観光などしないのである。海外に行き何をするでもなく自然体で過ごすのである。そして、美味しいものをたらふく食べてお腹をこわすのが関の山である。

なす事もなくて那須野にすむ我は茄子唐なすを喰うて屁をこく(乃木希典)
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ExpediaのApril Fool [旅]

April Foolか。。。考えもしなかった。騙されてよかった。

【前代未聞のサービスとは!?】エクスペディアで本日からスタート!
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パスポートのスタンプ [旅]

唐突だが海外旅行が大好きだ。日本国内を旅行することはほとんどない。極端な言い方をすると、移動手段が飛行機で、パスポートに出入国のスタンプを押してもらえることが私の旅の定義である。なので、パスポートにスタンプを押してくれなくなった香港とマカオには興味がなくなってしまった。以前は、2泊3日で香港に行って、意味もなく香港とマカオの間を何回もフェリーで行ったり来たりしていたものである。ヨーロッパにも興味がない。ヨーロッパに行って各国をたくさん周っても、シェンゲン協定により国境審査をしないので思ったほどスタンプが貯まらないからだ。友人がパスポートの有効期間内で全部のページをスタンプでいっぱいにして、審査欄のページを追加してもらったという話を聞いて羨ましかった。前回のパスポート有効期間内でパスポートの審査欄をいっぱいにしようと試みたが全然ダメだった。そこで、今回は最初からフルスロットルですっとばして、毎月のように海外に行っている。酷い時は毎週のように行く月すらある。それでも効率が悪いように思えたので、極力、経由便を利用して経由した国で無理して出入国するという作戦を敢行している。これだと、目的地とは別の国を1ヵ国経由すると単純にスタンプが倍になる。しかし、飛行機が経由地に到着するのが遅れたりすると、この作戦が非常に危険なのである。まだこの作戦を実施して乗り継ぎ便に乗り遅れたことはないが、空港職員の先導で何度か飛行機まで猛ダッシュするはめになった。箱根駅伝の白バイに先導される山の神・柏原竜二みたいでちょっと格好いいのだが、意外と心臓への負担とリスクが大きかったりするのだ。そして、私は東南アジアのほんの一部に羽ばたくスーパーサラリーマンなので、日本での出入国の時間を短縮するために自動化ゲートの利用登録をしている。ゴールデンウィークの時など激しく混雑している出入国カウンターの横にある自動化ゲートを一般旅行者たちの物見高い視線と羨望の眼差しの中を、”はいはいはいはい”、”スルスルスル”と通って行く様はまさに私のようなステータスにこそふさわしい。しかし、自動化ゲートを通ってしまうとスタンプを押さなくてもよくなってしまうが、それはよくない。結局、迅速に自動化ゲートを通り過ぎた後、わざわざ審査官のところまで行ってスタンプを押してもらっている。1つのスタンプでも取りこぼすまいと貪欲なのだ。ビジネスと同じで、結局最後は”しぶとさ”とか”貪欲さ”が決め手なのだ。しかし、なんだか本末転倒である。あと、私の場合、経由地にソウルと台北を利用することが多いので、パスポートが韓国と台湾のスタンプばかりになってしまいスタンプの新鮮味に欠けてくるという欠点は否めない。とはいえ、今のところ着実にスタンプを増やしているのだ。
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