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Silent Thirty Seconds [飛行機]

過去の統計から、航空機事故のおよそ8割は離陸後の3分間と着陸前の8分間に集中しているため、この11分間を「Critical Eleven Minutes」と言うのは有名な話。そして、飛行機が離着陸するその時、CAさんは、お喋りを止めて”STS”をシミュレーションする。”STS”とは「Silent Thirty Seconds」の略で、離陸後の3分間と着陸前の8分間に事故が発生した場合の対応について頭の中でイメージをすることをそう呼ぶ。まず、エンジンの状況確認、次にドアを開け、エマージェンシー・スライドを膨らませる。そして、非常口席の乗客にサポートを依頼し、乗客を脱出させる際の「No heels!」、「No bags!」の掛け声など、一連の動作を復習する。また、ベリーランディング(胴着)、オーバーランや着水の場合などの状況に応じた脱出方法についてもイメージする。これをやっておくと、実際に事故が発生した時、混乱せずに冷静に対処できるのである。以前、搭乗した時に仲良くなったCAさんが、離陸する時にシートに座って目を閉じていたので、「もしかして怖いんですか」と聞いたら、「怖いのは怖いです」と笑いながら、STSのことを教えてくれた。それ以来、この時間帯にはCAさんに話しかけないようにしている。離陸後と着陸前に、CAさんの態度が急に変わっても嫌われた訳ではないのでご安心を。
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MD-90 [飛行機]

マクドネル・ダグラス社が開発したMD-90という飛行機が日本国内を飛んでいた。MD-80というベストセラー機の後継のため、ちょっと影の薄い存在だった。ANAはこの機材を保有していなかったが、JALは比較的たくさん所有していた。今はなき日本・エア・システムがたくさん持っていたので、JALがそれを引き継いだのだった。ナローボディで、シート配列は機種によって異なるが、2列-2列、2列-3列が多かった。座席は100席から150席くらい。一昨年(去年?)、JALのMD-90がすべて退役してしまったため、日本の空では見られなくなった。細身で一直線のシルエットが好きだった。女性に例えると小柄で細身なカイリー・ミノーグ。この飛行機はお尻にエンジンを二基くっつけている、ちょっと変わったスタイルが特徴的だったので空港で見るとすぐにわかった。小型機だったこともあって機内はとても静か。離陸に必要な距離が短いせいか、ふわっと知らない間に離陸するのも好きだった。国内の出張で比較的よくお目にかかっていたのだが、最後に乗ったのは、確か、羽田空港から秋田空港行きの便だった。平日だったこともあり、機内はガラガラ。のんびりした秋田にはふさわしいフライトだった。帰りも同じ飛行機で帰ってきた。先日、台湾に行った時、台北の松山空港で見かけた。ここ台湾ではまだまだドメでバリバリの現役だった。なんだか、昔の彼女に再会したような甘く切ない瞬間だった。さよなら、また会いにくるよ。それまで頑張ってね。
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山形機長の機内アナウンス [飛行機]

山形さんの機内アナウンス。なんでもあるんだな。。。


タグ:山形和行
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マレーシア航空MH370便 [飛行機]

マレーシア航空MH370便は、どうなったのだろうか。どこのテレビ局も興味を無くしちゃったようだけど。自分がこの便に乗っていたとしたら、、、見つかって欲しい。

http://matome.naver.jp/odai/2139424002382812901

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安全な席 [飛行機]

以前、同僚と出張で飛行機に乗った時、チェックインする前に同僚に非常口席かバルクヘッドが空いていたらシートを変えてもらおうと思うが一緒でいいかと尋ねた。すると、彼は、「安全な後部のトイレの前がいい」と言う。私にとって、後部のトイレの前は最悪の席の一つだったので、「後部のトイレの前って安全なの?」と聞くと、JALの御巣鷹山の事故の時、助かった人は後部座席に座っていたらしいというのが彼が安全だと言う根拠だった。さらに、その同僚は、「ブラックボックスは後部のトイレに設置されているんだ」と言い出した。うーん、御巣鷹山の事故の詳しいことは知らないのだが座った座席が安全か安全でないかとうのはダメージを受ける部分によって異なるはず。多分、御巣鷹山の事故ではダメージを受けた部分が後部座席に有利な状況だったか、助かった乗客が特別幸運だったのだと思う。また、確かにブラックボックスは後部のトイレに設置されているが、衝撃を最も受けにくいトイレ上部の特別な場所であって、後部のトイレ周辺が安全な場所、という意味ではない。私の理解では、事故が発生した場合、どの席も同じ確率で危険なのだ。私は同僚に「そんな事を気にするより、ダイエットした方がいいぜ」と言うと、彼は、「関係ないじゃん」と一笑に付した。いやいや、それが関係があるのだ。飛行機のシートの強度は前方に16G、下方に14Gの力が加えられても壊れない強度が求められる。前方に16Gの力が加えられても壊れない強度があるということは、前方向に体重の16倍の力がかかっても壊れないという意味だ。下方に14Gの力が加えられても壊れない強度があるということも、下方向に対して同様だ。そして、この強度の基準に使われている体重が実は170ポンド(約77.11Kg)なのだ。シートに10Gの力が前方向に加わると、基準体重の人の場合、約771Kg!(77.11Kg x 10G = 771.1Kg)の衝撃を受ける計算になる。しかし、体重57Kgの私の場合、570Kg(57Kg x 10G = 570Kg)の衝撃しか受けない。この200Kgの差は大きいと思うけど、、、と説明すると納得した。結局、彼は私と一緒に非常口席に座った。ちなみに、その同僚の体重は95Kg。それから彼は、何故か飛行機に乗る前だけダイエットするようになった。。。
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空港調整席 [飛行機]

国際線の飛行機に乗る時にインボラを期待していない、というと嘘になる。が、インボラされたら、その月は幸せな一カ月だと思うようにしている。過度な期待を抱くのはかえってストレスになる。しかし、良い席を確保する努力は別だ。頑張って、空港調整席を確保するのだ。空港調整席は、事前に予約できない座席で、非常口席、エクストラ・レッグルーム席、バルクヘッド席などがある。結果として空港調整席は他の席に比べて若干広々としていて魅力的な座席なのである。特に非常口席とエクストラ・レッグルーム席を確保するための競争はし烈。大型機でも最大で12席しかないのだから。。。ここを、旅慣れた旅行者、特に欧米人と争わなければならない。空港調整席の運用は航空会社や機材によって異なり、空港調整を有料で行う航空会社も増えてきた。良い席を確保するためには、とにかくチェックインは早めにする。そして、必ず有人のチェックインカウンターでリクエストを出す。私は、空港のチェックインカウンター以外の場所では見せたことがないような、とびっきりの笑顔で「もし、空いていたらで構わないのですが、”非常口席”か”エクストラ・レッグルーム席”が空いていたら座席を変更していただけないでしょうか」と丁寧にリクエストする。そう、笑顔と控えめで丁寧な言葉遣いが大切。「非常口席」は非常口の横の席で足を延ばすスペースがある上、CAさんとご対面できるシート。「エクストラ・レッグルーム席」は非常口ではないが前方に足を延ばすスペースがある席で、機材によって無い場合もある。「足を延ばすスペースがある席」というと何となくイヤらしいので、ちょっと気取って「エクストラ・レッグルーム席」と言っている。もし、幸運にも希望した座席が空いていた場合、チェックインカウンターのスタッフがコンピュータのディスプレイ(ANAならable-Iの端末)を見ながら「非常口席が空いています。窓側と通路側どちらがご希望ですか?」と聞いてくる。「通路側をお願いします」と笑顔で答えると、彼女(女性という前提、というか願望(笑))は、おもむろに手元にある受話器を取って「NH1076、24Cブロックお願いします」→「はい。はい。OKですか?はい。お願いしまーす(カチャ)」→「ご希望のお席は空いていますが、英語で会話がおできになりますか?」と聞いかれるので、「はい」と機械的に答える。私は、「いいえ」と答えたことがないが、必ず「はい」と答えること。相手に英語で「Is this a pen?」と聞かれて「No」と答えられれば胸を張って英語での会話ができると言って良い。「ご希望のお席に変更いたしました。搭乗口は51番、搭乗開始は16時55分の予定です。ラウンジの場所はご存知ですか」、「では、行ってらっしゃいませ」で終了である。本来、非常口席を利用するには安全規定上の条件を満たしていなければならない。非常口席を利用するための安全規定は、航空会社や国によって異なるが、だいたい次のようなものだ。①から⑥はチェックイン時にチェックインカウンターのスタッフがパスポートの記載内容、スタッフとの会話、外見の目視によって勝手に確認される。聞かれるのは⑦だけだ。ちなみに、JALが定める非常口座席に着席できる条件には⑦に該当する規定がないが、一応英語での会話が可能か聞かれる。

【非常口座席に着席できる条件(ANAの場合)】
①満15歳以上
②子供(国内線:満8歳未満、国際線:満12歳未満)を連れていない
③搭乗に際して付き添いや係員の手伝いを必要としない
④緊急脱出時に同伴者の援助をする必要がない
⑤航空機ドアの開閉等、緊急脱出の援助を実施することができる
⑥脱出手順の案内及び乗務員の指示を理解し、他の乗客へ口頭で伝えられる
⑦日本語または英語で会話できる

幸運にも非常口席かエクストラ・レッグルーム席が確保できれば、空の旅は快適になることが約束されたも同然だ。ちなみに、非常口席の窓側席は飛行機の壁面側に圧迫感があり、狭く感じるのでなるべく通路側が良い。また、リクエストしてないのに非常口席かエクストラ・レッグルーム席を割り当てられてしまったが、非常口座席に着席できる条件を満たせない場合などは申し出れば座席を代えてくれる。反対に悪い席というのも存在する。良い・悪いは人それぞれ違うものだが。。。私は、いつもWebでの予約・購入時に”悪くない席”を指定しておいて、空港で交渉することにしている。

【SeatGuru】 http://www.seatguru.com/


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進化論 [飛行機]

日本国内の航空会社で運行されていた最後のB747が退役した。たしかに、B747は良く乗っているし、これからも乗ることになるだろう。B747は好きだ。B747であると識別しやすいから、他の飛行機に比べて愛着もある。初めての海外旅行でハワイに行った時は何だったかは記憶にないがB747だったに違いない。次の海外旅行は香港だったが、こちらも記憶にないがB747であったはずだ。それくらい私にとってはB747は切っても切れない存在であった。

しかし、何故、最近の人々は消えゆく物(者)に異常な執着を示すのであろうか。牛丼の販売が中止になると言えば、得意げな顔で「牛丼は文化だ」とか訳のわからんことを言いながら牛丼屋に集まってくる。ブルートレインが無くなると聞けば、スマホでパシャパシャ写真を撮って「いやー、私の青春だったから無くなると寂しいですねー」とかシラーっとほざいている。はたまた、「東京の老舗ゲームセンターの歴史に幕」とか訳のわからん物にまで別れを惜しむ始末。牛丼は別にしても、大概の物は、より良い新しいものが現われて、人々が古いものを必要としなくなり、利用者激減、、、といった負のスパイラルに陥って消えていくのである。消えていくというより、立派な世代交代、淘汰なのである。これがなければ進化は無くなってしまうのである。惜しむのも、消し去るのも人間の仕業なのである。しかし、牛丼はただの馬鹿だけど。。。B747もご多分にもれず、設計が古く、最新の飛行機に比べて、燃費の面だけでなく機内の居住性や乗り心地もよくはないから退役するのだ。すべて理由があるのだ。なんだか、別れを惜しむ”フリ”をしないと冷たい人、悪い人になってしまうようで気持ちが悪い。私が別れを惜しむのは、若くて綺麗な女性に対してだけである。
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