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微笑みの国 [フィリピン]

ここ暫くフィリピンにばかり旅行している。理由は、近・早・安・笑。東京から4時間、飛行機も比較的出発時間を選べるほど便が豊富だし、航空券の価格も他の人気のある東南アジアの国と比べて安い。そして物価が安い。言葉も英語が通じるので安心。しかし、決して私が英語に堪能という意味ではない。タイ語、ベトナム語、カンボジア語やビルマ語などよりは意思疎通がしやすいというだけのことである。あと、恰好よく言うと、「発展途上の熱気」がある。本当はどーでもいいんだけど。。。さらに、もうひとつ大きな要因として、私の”都市好き”がある。都市好きと言っても自然が嫌いなだけで比較の問題。とにかく自然が嫌いなので必然的に都市を旅することになる。フィリピンのマニラは大都市で、特にマカティなどは六本木や青山とちっとも変らないくらいお洒落な街だ。初めてフィリピンに行った20世紀の最後、空港に到着してターミナルのボロさに驚いた。安全だと言われている空港タクシーにえらい遠回りされた上にボッタクられ、ホテルでは法外なデポジットを預けさせられた上にチェックアウトの時に「そんなの知らない」と言われた。初めて乗ったトライク(人力三輪車)に最初50ペソと交渉したのに「明日は15日だから特別」と訳のわからない理由で二倍も取られ、もうこんな秩序の無いフィリピンは嫌だ、と思ってたどり着いたマカティは建設ラッシュだった。当時からマニラの市内でここだけが違っていた。マカティの街は殺気立っているマニラとは明らかに違った。しかし、翌朝、マカティの横断歩道で信号待ちしていた時、交通整理していたおまわりが、私に向かって歩いてきて「千円ちょーだい」と言われた時はどこも同じかよと思い、ちょっとだけ落胆しながら、しかしこの面白すぎる国に笑いが止まらなくて困った。”微笑みの国”とは、本当はフィリピンのことなのかもしれない。
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