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笑の国 [フィリピン]

フィリピンは東南アジアの中でも群を抜く愉快な国。何度訪れても楽しい。この国の面白さは、アジアの中でもラテンの血が最も色濃く混ざっているからなのだろうか。交差点で止まっている車の窓を勝手に拭いてお金をせびるなんて当たり前。ここでは、なんでもアイデア勝負。交通量が多いロハス・ブルーバードあたりでUターンできずに苦しんでいる車がいると、どこからともなく人がやって来て、結構なスピードで走っている車を捌きながら、勝手にUターンをアシストしてお金をせびる。そーかと思えば、大渋滞でまったく動かないタクシーの中からボーっと外を眺めていると、歩道から小汚いオヤヂが出てきて、大きなアクションで手招きをしている。1台の車がオヤヂの方にゆっくり向かうとオヤヂは小走りで車を先導し、さらにもう一人小汚いオヤヂが現れたかと思うと、小汚いオヤヂ二人で特別頑丈そうなガードレールをカパッと、そうカパッと外して歩道の中に車を招き入れている。そして、車は少しだけ渋滞の先に出て、割り込みしながら出てきた。私の車からは少し先だったので良く見えなかったが、きっと車の運転手は小汚いオヤヂにチップを渡したんだろう。なんとも最初はビックリした。が、考えようによっては、とてつもなく合理的なのかも知れない。需要と供給のバランスが取れてるし、失業率の低下にも貢献しているような気がする。とんでもないビジネスモデルを編み出す小汚いオヤヂ達は、実はビジネスセンスとアイデアに溢れていたのだった。何だか日本とは別の方向に”おもてなし”が進化しているような気がする。
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