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パスポートのスタンプ [旅]

唐突だが海外旅行が大好きだ。日本国内を旅行することはほとんどない。極端な言い方をすると、移動手段が飛行機で、パスポートに出入国のスタンプを押してもらえることが私の旅の定義である。なので、パスポートにスタンプを押してくれなくなった香港とマカオには興味がなくなってしまった。以前は、2泊3日で香港に行って、意味もなく香港とマカオの間を何回もフェリーで行ったり来たりしていたものである。ヨーロッパにも興味がない。ヨーロッパに行って各国をたくさん周っても、シェンゲン協定により国境審査をしないので思ったほどスタンプが貯まらないからだ。友人がパスポートの有効期間内で全部のページをスタンプでいっぱいにして、審査欄のページを追加してもらったという話を聞いて羨ましかった。前回のパスポート有効期間内でパスポートの審査欄をいっぱいにしようと試みたが全然ダメだった。そこで、今回は最初からフルスロットルですっとばして、毎月のように海外に行っている。酷い時は毎週のように行く月すらある。それでも効率が悪いように思えたので、極力、経由便を利用して経由した国で無理して出入国するという作戦を敢行している。これだと、目的地とは別の国を1ヵ国経由すると単純にスタンプが倍になる。しかし、飛行機が経由地に到着するのが遅れたりすると、この作戦が非常に危険なのである。まだこの作戦を実施して乗り継ぎ便に乗り遅れたことはないが、空港職員の先導で何度か飛行機まで猛ダッシュするはめになった。箱根駅伝の白バイに先導される山の神・柏原竜二みたいでちょっと格好いいのだが、意外と心臓への負担とリスクが大きかったりするのだ。そして、私は東南アジアのほんの一部に羽ばたくスーパーサラリーマンなので、日本での出入国の時間を短縮するために自動化ゲートの利用登録をしている。ゴールデンウィークの時など激しく混雑している出入国カウンターの横にある自動化ゲートを一般旅行者たちの物見高い視線と羨望の眼差しの中を、”はいはいはいはい”、”スルスルスル”と通って行く様はまさに私のようなステータスにこそふさわしい。しかし、自動化ゲートを通ってしまうとスタンプを押さなくてもよくなってしまうが、それはよくない。結局、迅速に自動化ゲートを通り過ぎた後、わざわざ審査官のところまで行ってスタンプを押してもらっている。1つのスタンプでも取りこぼすまいと貪欲なのだ。ビジネスと同じで、結局最後は”しぶとさ”とか”貪欲さ”が決め手なのだ。しかし、なんだか本末転倒である。あと、私の場合、経由地にソウルと台北を利用することが多いので、パスポートが韓国と台湾のスタンプばかりになってしまいスタンプの新鮮味に欠けてくるという欠点は否めない。とはいえ、今のところ着実にスタンプを増やしているのだ。
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