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Hotel California [フィリピン]

Hotel Californiaという名前のホテルは世界中に沢山あるようである。Agodaとかで検索すると、もの凄い数がヒットする。何もそんな名前を付けなくても、、、と思うのだが、思っていながらも何故か泊まってしまうホテルカリフォルニア。今まで3つのホテルカリフォルニアに泊まった。1つはバンコクのスクンビットのソイ30にある安宿。深夜遅い時間にバンコクに到着したので1泊寝るだけ。安い割に意外と良かった。もうひとつはセブのマクタン島にあった、これも安宿。ここも、価格が安いなりのパフォーマンスで悪くはなかった。もう一軒は、フィリピンのパンパンガ州Angeles cityにあるホテルカリフォルニア。まー、ここも宿泊費は格安。ただ、ホテルの建物は古い上、お世辞にも部屋も綺麗とは言い難い。小学校の時に友達の古い家に遊び行った時、亡くなったお婆さんの部屋に入っちゃった感じがする。場所もメインストリートからかなり離れていて、周囲には何もない。このホテルの1階に2、3台のビリヤード台があって、その横にバーカウンターなどもあった。まだ、昼間だったせいか誰もビリヤードをしていなかった。そういえば、The Magicianという異名をとったビリヤードの世界チャンピオン、エフレン・レイエスはAngeles cityの出身だ。まー、私にナインボールを突かせたらエフレン・レイエスといい勝負なのだろうが、いかんせん彼がいないのでそれを証明することができずに誠に残念であった。暇になったので、ビリヤード、、、はせずにショッピングモールに行って遅い昼飯を喰い、メインストリートにあるパン屋でおやつを食べたりしていると、もう夕方である。早めの晩飯を喰い、ホテルに戻ってロビーに入ると、何か昼間と雰囲気が違う。夜だからカウンターで酒を飲んでいる韓国人がいたり、ビリヤードをやってる男女がいたりするので、昼間と雰囲気が違っていておかしくはないのだ。しかし、なんとなく照明の明かりがエッチな雰囲気なのだ。あたりを見回すと、赤、青、黄、金、銀、、、と派手な色のドレスを着た現地の若い女性がたくさんロビーに座っているではないか。エッチな雰囲気はこれね。しかし、何してるんだろう、、、と純粋に学術的な興味を持って、ホテルのフロントにいたスタッフに聞いてみた。はっきりと断っておくが、別に若い現地の女性に興味があったわけではない。何故、夜の帳にエッチな照明が煌めくホテルのロビーに派手なドレスを着た若い女性がたくさんいるのか、ということに興味があったからである。スタッフの説明によると、バーカウンターで一杯奢ると、ビリヤードの相手をしてくれる。ふーん、彼女たちは相当ビリヤードが上手なのか。そして、気にいったらホテルにお金を払うと、次の日の朝まで彼女を好きにできる。ふんふん、彼女たちはこのあたりの観光ガイドだったんだ。。。私は観光ガイドなど不要である。しかし、私のビリヤードの腕を軽く見せておくのも悪くない、と考えビリヤードだけ相手をしてもらおうと思って、たくさんいる女の子のうち、一番綺麗な子にビリヤードのお手合わせをお願いした。彼女はオレンジジュース一杯でOKしてくれた。私は、あくまでも、急にビリヤードがしたくなっただけである。下心など一切ない。彼女の名前は「Angel」。Angeles cityのAngele。港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカみたい。名前は本名か聞いてみると、本名じゃないって。歳は「19」。若いねー。別に、いろいろ聞いたのはエロおやじの悲しい性ではなく、勝負をする上で必要な措置なのだ。彼女に勝った後で、「緊張していたから負けた」とか言われるのも癪なので、彼女の気持ちをほぐす意味も含まれているのだ。「彼氏はいるの?」と聞いてみると、彼氏はいないらしい。ほーっ。別に変な意味で聞いたのではない。どれくらいビリヤードに賭けているかを確かめるために聞いたのだ。彼氏なんぞにうつつを抜かしているとビリヤードがおろそかになってしまう。私と手合わせするのなら、それくらいの覚悟が必要なのだ。「しかし、きみ胸が大きいね♡」と言うと、「ベッドで確かめてみたら♡♡」と。うううっ、そうではないのだ。胸が大きいとショットの時に邪魔になるので、私が彼女を打ちのめした後で言い訳に使われるのが嫌だった。”大きい胸を負けた時の言い訳はするなよ”と遠まわしに注意しただけなのである。なんだか、フィリピンパブの様相を呈しており、変な方向に行きかけてきたのでビリヤードを始めることにした。最初のゲームは彼女のショットから始めた。しかし、彼女のショットを見る限り、お世辞にも上手とは言えない。どっちかというとヘタ。彼女に聞いてみても、「ビリヤードは、そんなに上手じゃないよ」と言っていた。なんだ、それなら、君が1ゲーム勝つごとに、奥にいる娘全員に一杯づつご馳走するよ、と言うとみんな喜んでビリヤード台の周囲に群がってきた。結局、ナインボール7ゲームの熱戦は私の3勝4敗で幕を閉じた。この3勝4敗というところがミソなのだ。普通なら私が全勝するのは火を見るよりも明らかである。しかし、それでは大人げない。かといって、全部負けてあげるのはわざとらしすぎる。そこで、3勝4敗なのである。それにしても今晩は疲れた。疲れたのは、ビリヤードのことだぞっ。
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