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タイの切り屋 [タイ]

私のメインのモバイル端末は相変わらずガラケー。スマホはGalaxy S4とiPhone 4を持っているが、通話とメールがほとんどなのでガラケーで事足りる。ただ、海外に行く時はSIMアンロックのGalaxy S4とiPhone 4を持参する。SIMアンロックのスマホは、現地でプリペイドSIMが安く購入できるので便利である。3、4日であれば、国や使い方にもよるが、SMS、通話、インターネットのすべてを普通に使用して1,000円以下で済む。カンボジアやラオスでさえ現地でプリペイドSIMを購入して自分のスマホが使えるのだ。しかも、ほとんど設定が不要である。インターネットを使用する場合はAPNの設定は必要だが、通話とSMSだけだったらSIMを挿して再起動するだけで使えてしまう。さらに、いろいろなプロモーションがあって、1日SMS使い放題とか、度数ボーナス加算、、、などがあってとてもお得なのだ。しかし、今、一般的に普及しているSIMのサイズはmini SIM、micro SIM、nano SIMの3種類である。私の持っているデバイスで言うとmini SIMは普通のガラケー、micro SIMはiPhone 4とGalaxy S4、そして、私は持っていないがいPhone 5系はnano SIMらしい。最近は東南アジアでもmicro SIMやnano SIMを比較的よく見るようになった。ほんの数年前まではmicro SIMが手に入らず、mini SIMしか売っていなかった。しかし、SIMカードはサイズこそ違えど、ICチップのサイズが同じなので、ICチップの周囲のプラスチック部分を上手く切ってやれば使えてしまうのだ。今、私はSIMカッターを持っているので、mini SIMしか手に入らなければ、自分でmini SIMをカットしてmicro SIMにすることができる。以前は「切り屋」と呼ばれるSIMカードを専門にカットしてくれる商売があった。今、私が持っているiPhone 4は、3年くらい前にバンコクのMBK(マーブンクローンセンター)の4階で、日本円で7万円くらいで買った。iPhone 4と一緒にプリペイドのmini SIMも一緒に購入し、カットしてくれと頼むと、向こうに”切り屋”がいるから、SIMカードを切ってもらってから、もう一度ここに来い、と言われた。”切り屋”のところにプリペイドのmini SIMカード持って行き「iPhone 4」と言うと、私が持っていたSIMカードをひったくるように奪い取り、ニッパとはさみで大胆に大枠を切って、カッターで少しバリを削り、一度、micro SIMの型に嵌めて切り具合を確かめた後、最後にやすりで形を整えて終了。多分、2分はかかっていないと思う早業。切り屋が「50バーツ」と言うので50バーツを払う。こんなので大丈夫なのかなー、と切ってもらったSIMカードを持ってiPhone 4を買った店に持って行くと、店員が切ってもらったばかりのSIMカードをiPhone 4に挿入。見事一発で入った。切り屋の技量見事である。”手仕事にっぽん”ならぬ”手仕事ばんこく”に認定してやる。あとは店員が全部やってくれて、ちゃんと使えるようになったiPhone 4を受け取った。MBKのエスカレーターを降りながらモバイルデータ通信をオンにしてSafariのアイコンをタップすると、おおっ、ちゃんと街中でインターネットが使えるではないか。回線が3Gだからちょっと遅いけど全然問題ない。一応、SMSと通話が使えるか確認しなければいけない。片っぱしから、バンコクの知り合いの女性にSMSを送信したり、電話をかけたりしてみた。ちゃんと繋がる。断っておくが、女性はみんな若くて綺麗である。男性の友人も少しはいるが、女性にだけ電話をかけたのは、ちゃんと理由があるのだ。バンコクの街中はとても賑やかである。雑音が多い中で、低音の男性の声は聞き取りにくいはず。そこで、高音で比較的聞き取り易い女性の声で確認したほうが良いに決まっている。非常に理にかなっているのである。。。今では、バンコクでは切り屋は見なくなってしまった。他の国でも、携帯ショップなどへ行くと、SIMカッターで「バチコン」と簡単に切ってくれる。それはそれでいいのだか、なんだかちょっと寂しい感じがする。
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