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クネーデル [ドイツ]

ドイツの食事は不味いと聞いていたのでドイツに行った最初の頃はあまりワクワクしなかった。なので、ドイツは私にとって、”ヨーロッパに行く時のゲートウェイ”的な意味合いが強かった。旅に美味しいご飯は欠かせないのである。しかし、そうは言ってもハンバーグの本場である、、、はずだったが、ドイツに住んでいた友達が、「そんなのこっちには無いよ」と教えてくれたのでがっかりした。モチベーションを下げる余計な情報だった。しかし、実際に行ってみて食事は非常に美味しいと感じた。友人はイギリスの次に不味いと言っていたが、私は何を食べても美味しいと思った。いきおい、ビアホールなどで食べることが多いのだが肉料理は美味い。子供の頃は貧しかったので赤いウインナーくらいしか食べたことが無く、ソーセージはそれほど好きではなかったが、ソーセージが美味いのには驚いた。特に白いソーセージのバイスブルストなどは日本で食べたことがなかったので最初は驚いたが、いまだにハマっている。牛肉などはとても美味しく、シュニッツェルはなどは子供の頃おふくろがいろいろ試した”創作カツレツ”そのもの。野菜も美味い。パンやお菓子も口に合う。全体的に味が濃いのでビールにあう。そもそも、ビールを頼むと勝手に出てくる固いブレッツェルと洗っただけの赤カブ?がやたら美味い。とにかく、ドイツの食べ物は嬉しい誤算が多い。ただ、どんな国でも口に合うものがあれば、合わないものもあるのが常である。ドイツの伝統的な食べ物の”クネーデル”という付け合わせが口に合わない。ジャガイモと小麦粉を混ぜ、団子にして茹でたものだ。大きさは野球のボールを一回りか二回り小さくした感じ。私はドイツで食べるまでまったく知らなかった。肉料理の付け合わせでよく出てくるのだ。初めて見た時、茹でたジャガイモの皮を剥いたものかと思ったが、食感がプニュプニュしている。モチモチではなくプニュプニュしたかわいい食感だ。すいとんと言われればすいとん、ニョッキと言われればニョッキのような味と食感。ただ、なんと言うか、少しスカスカ感がある不思議な食感だ。味はほんのりと甘い。単独でそれだけ食べても美味しくない。ソースに付けて食べてもなんだかピンと来ない味なのだ。余計な事をせずに、茹でたジャガイモを出してくれればいいのに、、、と思った。一度など、晩飯に肉料理を3皿頼んだら、全部付け合わせに大きなクネーデルが3個づつ付いてきて食べきれずに困った。別においらクネーデル好きじゃないし。。。ドイツの食事は不味いと友達が言っていたのは、きっと食事よりもビールとおつまみがの方が美味いという意味だったのかなー。
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