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チャンギで寝る [シンガポール]

シンガポールの国際空港はチャンギ国際空港。いろいろな満足度調査で長年にわたり上位にランクされ続けている空港である。この空港の評価が高いのは、ひとえに使い勝手の良さにある。空港は24時間オープン。出発前のチェックイン、搭乗待ち、搭乗、そして、到着後のイミグレーション、荷物のピックアップ、トランスポーテーションのすべてにわたって洗練されてそつが無い。ターミナル内ではwi-fiやPCが無料で使えるのは当たり前、有料だけどプールもある。ただ、ここのプールで若くて綺麗でスタイルの良い女性を探しても無理。欧米の老人が多い。自分も老人だけど。。。さらには、トランジットでシンガポールの観光ができるサービスがあったりもする。すでに開港して30年以上が経過するが不満が少ない上に、日々進化し続けているのだ。そして、セキュリティが良い上、清潔で静か。なので空港内で寝ている人が非常に多いのである。それだけ快適ということなのだろう。空港内にはトランジットホテルや有料の仮眠設備もあるのだが比較的高い。私もこの空港で何度か寝たことがあるが、確かに短い時間なら安心して熟睡できる。試してみるのは自由だが、すべて自己責任でお願いします。しかも、嬉しいことに、この空港は床がカーペット、場所によっては絨毯なのである。私は、だいたい航空会社ラウンジの入口近くで、明るくて、既に先に寝ている人がいて、しかも、その先客が若い女性であるところを探す。航空会社ラウンジの入口近くを探すのは、明るくて比較的安全だから。もし何かあれば大声でラウンジに助けを求めることができる。先客がいるところ、しかも女性が寝ているというのは、何よりその場所が安全であることの証左に他ならない。別に寝ている女性を襲うとか、何か変な事をしようという訳ではない。しかし、その女性が目覚めた時に変な事が起きそうになっても、それを拒むつもりもないが。私が初めてチャンギ空港で寝た時は金属製のベンチの上に横になって寝たが、緊張していたせいか熟睡はできなかった。その時、私の近くで寝ていた人たちはタオルケットのようなものを持参していて、絨毯の床の上でタオルケットにくるまって快適そうに寝ていた。確かに絨毯の床の上の方が安定しているので寝やすいことがわかった。2回目からは床の上で短い時間熟睡できるようになった。ただ、この空港は海外の施設にありがちなエアコンの効きがハンパなく強力なのである。Tシャツ1枚で長時間寝ていると絶対に風邪をひく。あとは、空港内で食べられる食事の種類が少ないことが欠点だろうか。今後は、そのあたりを改善していただきたいということを論じつつ本文を終わります。
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バブルアゲイン [シンガポール]

”シンガポール”という国名を初めて意識したのは、かれこれ30年ほど前。社会人になりたての頃。世の中バブル真っ盛り。その頃の同僚の一人は、やれ先週はグアム、やれ今週はサイパンだと毎週のように海外旅行に行っていた。なんとも恐ろしい時代だった。そいつが「来週、シンガポールに行くんだ」と私に教えてくれた。私はそのころ海外旅行には、さほど興味がなかったこともあり、シンガポールがどこにあるかさえ知らなかった。シンガポールはどこにあるんじゃやいと聞くと「東南アジア」だと言う。”とーなんあじあ”、それは当時の私にとって一つの事のみを意味していた。「東南アジア=エッチ」。東南アジアと言えば、ベトナム戦争くらいしか知らない。それも、ずいぶん前のこと。はっきり言って東南アジアのことは良く知らないのである。ただ、インターネットのない当時、私には東南アジアはエッチな場所というイメージしかなかった。それ以上でもなく、それ以下でもないエッチなところ。何がエッチなのかと聞かれてもよくわからなかった。そいつに「おまえ、イヤらしいなー」というと、そんなことは無いと真顔で否定していたが、うんうん、わかったわかった、皆まで言うな、大丈夫だ、おいらは口が堅いぞと相手の反論を一方的に遮って、女性社員にあいつはエッチな海外旅行に行くらしいですよ、と言いふらしていたのだった。あれから15年、私は初めてシンガポールの地に降り立った。別にシンガポールにエッチな事をしに来たわけではない。その年、私は全日空の上級会員になるために修行僧の真似ごとをしていて、1年間で5万マイルのフライトマイル取得を自らに課していた。1年間で5万マイルのフライトマイルというのは意外と大変なのだ。ブッキングクラスにもよるがエコノミークラスの航空会社正規割引チケットで1年間に東京⇔ニューヨークを8往復しても足りない。そこで、その間隙を埋めるために週末になると日本国内はもとより、身近な海外に飛んでフライトマイルを稼いでいた。その時、身近な海外としてユナイテッド航空で行く二泊三日シンガポールの旅に白羽の矢が立った。成田を夜に出発し、深夜のシンガポールに到着した。空港ターミナルは静かで綺麗だった。しかし、一歩空港の外に出ると非常に暑い上に雨が降っているので湿度が異常に高い。もはや息が苦しいほど。タクシーでホテルにたどり着くとホテルのロビーに天気や温度を示すデジタルのサインボードがあった。天気は雨、ふむふむ。温度は摂氏35°C、華氏95°F、それは暑い訳だ。そして、温度の下に100という数字がある。しかも数字の右側に%があるではないか。ホテルのスタッフに念のため聞いてみると、やはり100は湿度の事だった。壊れているのかと聞いてみたが今日の湿度は100%だと得意げ。室内は空調が効いているから100%というのは大袈裟だろうと言うと外の湿度だと言う。100%の湿度って水の中を歩いているのと同じじゃん。そりゃー、息苦しい訳だ。なんでも、シンガポールでは雨季には湿度が100%になるのは珍しくはないのだとか。。。それ以来、シンガポールのエッチなイメージは完全に払拭された。シンガポールさんゴメンなさい。
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