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バス [フィリピン]

フィリピンでジープニーに次ぐ二番目にメジャーな公共交通機関はバス。短距離から長距離、超長距離まで揃っている。頑張って乗り継げば国内のほとんどの場所にバスで行くことができる。しかも安い。私の場合、良く利用するのは長距離で、メトロマニラから隣のパンパンガ州(2~3時間)、サンバレス州(3~4時間)まで200ペソしない安さ。さすがに最近は長距離バスはほとんどエアコン付きだが、短距離は今だにエアコンなしの窓全開バスが結構走っている。フィリピンのバスも最初に乗った時は笑った。タガイタイに行く時、マニラ・シティーホールのバスターミナル(?)からバスに乗った。エアコンがガンガンに効いているものの意外と快適。しかし、信号で止まった時、プシューっという音がしてドアが開き、大量の食べ物や飲み物を抱えた人たちがドカドカと乗り込んできた。ビックリして見ていると10人ぐらいの売り子が「なんちゃらかんちゃらー」と掛け声をかけながら、ミネラルウォーター、ホットドッグ、ピーナッツから、串に刺さった焼き魚などを販売している。長距離だから車内販売なのねーと思い、私もミネラルウォーターを購入した。値段はコンビニとだいたい同じ。しかし、ミネラルウォーターのボトルが使われているが、実は捨てられているボトルを拾ってきて水道水を補充したのかもしれない。いやいや、水道水ならまだしも、そのへんのドブ川の水を補充したんじゃないだろうか、と日光に透かしてみるが濁ってはいなさそうである。キャップも開けられた形跡はなさそうである。しかし、巧妙に元通りにされているのかもしれない。これは、もう個人的なトリックというより、組織的な犯罪に近い、、、などと考えていたら、急に売り子のおっさん達が潮がひくようにバスから降りて行く。この間、1~2分間。そして、何もなかったかのようにバスが発車した。そして、次の信号で止まると、また別の売り子のおっさんの一団が乗り込んできた。結局、目的地に着くまで、信号で止まる都度、売り子のおっさん達が乗り込んできて営業活動に従事するのであった。日本では考えられないので最初はビックリしたが、考えようによっては、日本で高速道路を運転する時、サービスエリアというサービスエリアに寄って買い食いするような私には好都合なシステムなのかもしれない。ただし、煩くて寝てられないのは困りものである。
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