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体温計 [タイ]

風邪が完治していないのにマニラからバンコクに飛行機で飛んだ。またマニラに戻ってくるのでホテルに残してきた荷物の中に薬を忘れてきてしまった上に飛行機のエアコンにやられてバンコクの空港に着いた時には犬のような息をしていた。昔、もっと酷い風邪でもおいらは頑張ったさ、という意地だけでスクンビットのホテルにたどり着いた(タクシーで一直線だから楽ちんだったけど。。。)。着いて早々、アソークの薬局に行って薬を買うことにした。ここはソイカーボーイの一本手前のスクンビット通り沿いにあるロケーション抜群の薬局で、以前からイイダ君という親切な日本人の店長がいて親身に症状に合う薬を探してくれるのだ。初めてここに行ったのは、薬局だとは知らずに酔っ払って店に入り、1万円をタイバーツに両替してくれという無茶な頼みを聞いてもらった時だった。今回はイイダ君はいなかったが日本語の話せる店員がいたので症状を話したところ、「それは、フルではないですか」と言われた。今、タイでもインフルエンザが流行っているそうである。確かに熱を計ってはいなかったが、かなり熱が高い感じがするのは確かだ。一応、その線も考慮して薬を選んでもらったが、結局出てきたのは見慣れた「アドビル」だった。お金を払って店を出て、タクシーでホテルに戻る途中、体温計も買ってくればよかった、と後悔した。タクシーはもうホテルの近くまで来てしまっていたので、ホテルの裏にあるショッピングセンターで体温計を買うことにした。ショッピングセンターですぐに薬局を見つけ、身振りで熱があって体温計が欲しいと伝えると一発で通じた。店員が6種類の体温計を持ってきてくれた。3種類は電子式、残りの3種類は水銀式だった。値段はやはり水銀式の方が安く、水銀式の一番安いのが50バーツ(日本円で150円くらい)で、一番高い日本製のオムロンの電子式が500バーツ(日本円で1500円くらい)と開きがある。中でも、水銀式の一番安いのは他の水銀式と比べても安すぎな感は否めなかった。しかし、2~3日使えればいいので50バーツの一番安い水銀式体温計を購入してホテルに戻った。早速部屋で体温計を取り出してみると水銀は35℃の位置にあったのでので、軽く振ってから脇に挟んだ。1分計か3分計か不明だったが、とりあえず1分間計測した。38.3℃。急に気力が萎えてきた。念のためもう一度3分計ってみることにした。今度は強く2~3度振ってから脇に挟んだ。結果はまったく同じ38.3℃。熱を計った後、熱があることがわかると急に具合が悪化するから熱を計るのが嫌いだ。もう、今日は寝ようと決めて、薬を飲み、まだ宵の口だというのに眠ってしまった。翌日、目が覚めても節々が痛いので、昨日買った体温計で体温を計ってみた。38.3℃かー、全然下がってないじゃん。というか、昨日2回計った時も38.3℃だったぞ。なんか変、と思って体温計を強く振ってみたが水銀が下がらない。いや、そんな訳はない。なにかコツ、というかタイならではの方法があるはずだ、と思って逆さまに持って振ってみたり、机に軽くトントンしてみたが駄目だった。壊れているのか不良品なのかはわからないが、結果的に水銀が下がらない使い捨て?だった。ちなみに、体温計の先端の水銀のところを指で摩擦して温度を上げてみたが、ちゃんと42℃まで上がった。まー、150円だし、もともと使い捨てでもいいと思ってたくらいだからいいんだけどね。一人で笑い転げてたら、少し元気になってきた。やっぱり、病は気からなのである。
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