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北方の薔薇 [タイ]

タイまで来た理由の一つはラオスに2~3日滞在しようと思ったからだ。ラオスに行くつもりで一旦、バンコクから北のチェンマイまで移動していた。チェンマイは北方の薔薇と呼ばれるタイの古都である。以前、ラオスのビエンチャンとルアンパバーンに行ったのだが、何もない街だった。ラオスに行ったことのある友人にどんなところかと事前に聞いたら「何もないところだよ」と言っていた。「特にビエンチャンは何もない。あれほど何もない首都は他に知らないなー」と言っていた。行ってみてわかったことは、本当に何もない街だということだった。ただ、物価が極端に安く、静かでノンビリしている上に、他の東南アジアの人のようにガツガツしたところがない国民性がとても居心地が良かった。対日感情は私が知る限りアジアではカンボジアと並び最も良い。食事はタイ料理に似ているうえ、言葉もどことなくタイ語に似ている。別に私がタイ語を話せるということではないが。。。まだ、数は少ないが快適な宿もある。しかし、しかしである。結局、旅行初日にフィリピンで発熱して以来、熱がひかない。当初はバスで行くつもりだったが、高熱をおして丸半日バスに揺られるのはしんどいし、かといってチェンマイからの航空券はかなり高かった。しかも、チェンマイで宿泊したホテルがことの他快適だったので、あっさりラオス行きを断念した。旅は人生の縮図に例えられる。一概に当初の目的に邁進すればいいというものではない。ここは、ひとまずフレキシブルに考えるべきである。旅先では常に柔軟な対応が求められる。”急がば廻れ”昔の人は上手いことを言ったものである。結局、お気楽な発想でチェンマイに滞在することにした。いよいよもって、この旅は何をしにきたのかわからなくなってきた。
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