SSブログ
イギリス ブログトップ

Chippy [イギリス]

日本では、あまり食べないフィッシュアンドチップス。マックのフィレオフィッシュ、ケンタのフライドフィッシュ、のり弁の白身魚のフライは、たまに食べるのに、何故か日本では食べない。そもそも、Chippy自体がほとんど存在しないからなのだろうか。決して、爆発的に美味い訳ではないが、たまに食べたくなる。それも、寒い時期に限って。。。

真冬のロンドンでTubeに乗ってVictoriaで降りるつもりが、乗り過ごしてテムズ川を越えたVauxhallまで行ってしまった。地下鉄に乗って戻るだけなのに、その時、何を思ったのか、「歩いてみるか」と地上に上がった。そして、Victoriaを目指してとぼとぼと歩いた。テムズ川を渡って、ずっと道沿いに歩いて行けばいいことぐらいは、私にもわかった。しかし、侮れない1月のロンドンは日中とはいえ手足が凍ってしまうのではないかという錯覚に陥るほど寒かった。しかも、歩き始めてすぐに雨が降ってきた。郵便局で雨宿りをしたが、雨は一向に止む気配がない。再び歩きだと、今度は道を間違えた。たいして歩いた訳ではないが、あまりの寒さに、お茶でも飲もうと思って道路沿いの店に入った。どうやらら、シーフードのレストランのようだった。ちょうどお腹も空いていたので、暖かい紅茶、それにコッドフィッシュとチップスを頼んだ。店に入って椅子に座ってからも寒くてしかたがなかった。「チッ、風邪をひいたかな」と思っていると、紅茶が来た。ミルクをたっぷり入れた暖かい紅茶を飲むと生き返るようだった。物凄い勢いで紅茶を飲んでしまったので、もう一杯、紅茶を頼んだ。二杯目の紅茶を飲んでいるとコッドフィッシュとチップスが来た。周りの人達がやっているのを真似してコッドフィッシュにサーソンズのモルトビネガーをビシャビシャとかけて喰った。あまりの熱さに口の中でハフハフ、そして、かけ過ぎたモルトビネガーにゲホッ。寒くてお腹が減っていたので貪るように喰った。美味しいなー。やはり”郷に入っては郷に従え”だ。私にとってフィッシュアンドチップスは冬のロンドンの味覚。そうそう、そう言えば、この店には醤油が置いてあったっけ。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ヒースロー空港 (その参) [イギリス]

(続き)
今度はモントリオール行きの飛行機にちゃんと乗れた。ったくよー。ずいぶん時間を無駄にしたもんだ。飛行機はそれほど混んではいなかった。私の3列掛けのシートには私しかいないため、ひじ掛けを全部上げて悠々と横になれた。これなら快適である。無駄にした時間も無駄ではなかったようだ。ようやく大西洋を横断するのだ。ワクワク。客室ドアが閉まったのだが、これがなかなか出発しない。そのうち”保安上のなんちゃらで”というアナウンスが流れ、男性のパーサーが私の斜め後ろにいるインド人風のアジア人のところに行き、何か話しかけた。すると、インド人風の人が男性パーサーに大声で文句を言い出した。そのインド人風のアジア人はパキスタン人だった。そのパキスタン人は家族で乗っていたようで、男性パーサーvsパキスタン人+その家族5人という口論が始まり、周囲は騒然となった。どうやら保安上の理由で、そのパキスタン人に飛行機を降りるように男性パーサーが説得するのだが、パキスタン人とその家族が頑として降りると言わないことで口論となっていた。そんな説得が30分ほど続き、突然客室ドアが開いた。開いたと思ったら何人かの空港職員とブリティッシュエアウェイズの職員らしき人たちが入ってきてパキスタン人のところに行き、また説得が始まった。周囲の乗客は圧倒的に「もう、とっとと降りてってくれ」という雰囲気になっていた。そんな完全アウェイの中、パキスタン人とその家族は徹底抗戦の構えだった。その抵抗は、アントニオ猪木にアームロックを決められてもギブアップしなかったアクラム・ペールワンのように頑強だった。そして、また30分間の説得が続いたが、パキスタン人は諦めない。ついに、ブリティッシュエアウェイズ側はしびれを切らし、作戦の変更を余儀なくされた。空港職員が携帯電話でどこかに電話を入れ、しばらくすると、またまた閉まっていた客室ドアが開いた。今度は、ヘルメットを被って前後にプロテクターを付けた2人の警察官が登場した。ヘルメットにプロテクターなんて反則ではないか。どうやら、この戦いも最終局面を迎えたようだ。緊迫の度合いはいやがうえにも増した。ついには、さしものパキスタン人も降参し、自ら自発的に降りていった。その姿はジャイアント馬場に2R腕挫十字を決められてギブアップしたラジャ・ライオンのように悲しげであった。ちなみに、ラジャ・ライオンはパキスタンのカレー屋で働いてた一般人だというのが通説だ。騒動が起きてから1時間以上。そして、さらに出発までに1時間を要した。ようやく飛べると思ったが、なんだか降ろされてしまったパキスタン人が可哀そうに思えてしかたがなかった。同じアジア人としては複雑な心境だったなー。しかし、今日は酷い一日だった。(終わり)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ヒースロー空港 (その弐) [イギリス]

(続き)
飛行機に乗り遅れた私は、予約をし直しにブリティッシュ・エアウェイズのカウンターに行った。カウンターは物凄く混んでいた。みんな乗り過ごしたのかな、、、なんてそんなことない。私の番が来たのでカウンターに行き、乗り過ごしたことを話すと、チケットを調べ始めた。そして、物凄いスピードでコンピューターのキーボードを叩いて、すぐに私のチケットが変更可能なチケットであることを確認し、どうするか聞かれた。一応、もともとは、ロンドンからボストンを経由してカナダのモントリオールにその日の夜に着く予定だった。そのため、モントリオールにホテルを取っていたので、夜遅くてもいいから今日中にモントリオールまで行きたい、と言うと、再び物凄いスピードでキーボードを叩いて便を探し始めた。すると、ちょうど、モントリオール行きの直行便に空席があるという。しかも、今日中にモントリオールに着ける便だ。おおっ、それはナイスではないかと、二つ返事でその便を予約してもらうことにした。少し時間がかかるから予約が終わったら連絡するから、それまで空港ラウンジに居ろと言われた。そして、ラウンジに戻って待つこと30分。なんの音沙汰もないので、ラウンジのスタッフに聞いてみたが何も知らないと言う。さっきの予約のカウンターに電話してもらったが、そんな予約は入ってないと言われた。再び、さっきのカウンターまで行って話をしたが、やはり私の再予約は入っていなかった。しかたがないので、もう一度、経緯を話して再予約を入れてもらうことにしたが、少し時間がかかるから予約が終わったら連絡するから、、、とさっきと同じことを言われたので、ここで待っているからすぐに予約を入れてくれとお願いした。その相手は面倒くさそうな顔をしてキーボードを叩き、ものの1分で私の再予約が完了した。最初っからやれよ。こうして私のモントリオール行きの再予約が完了した。ボーディングパスを確認したが、やはり「Gate Close Time」と書いてある。もう、遅れないぞと思い、まだまだGate Close Timeまでたっぷり時間があったが早めにゲートに移動して、ゲートの椅子に座って待つことにした。飛行機の時間にピリピリするのは疲れるものである。(続く)
nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ヒースロー空港 (その壱) [イギリス]

ロンドンのヒースロー空港からアメリカのボストンローガン空港までブリティッシュ・エアウェイズで飛んだ。生まれて初めて大西洋を横断した。大西洋を初めて横断することもあってドキドキした。空港で飛行機を待つ間も、なんだか変に高揚していた。興奮して空港に早く着きすぎ、お昼前出発なのに5時間前にチェックインしてしまった。空港ラウンジで遊んでいたが時間を持て余してきた。やることがないので空港内を行ったり来たりしたりして時間をつぶした。広い空港なので、それなりに遊ぶことができた。ボーディングパスに書かれている搭乗開始時間を確認したが、まだ時間があったので、何か食べたり、飲んだりしていた。チップスをつまみにリアルエールを飲んでいたらちょっと酔っ払ってしまった。しかし、まだ時間がかなりあったので、ラウンジに戻って椅子に座って少し寝た。目が覚めたが、まだ少し時間があったので、ネットを見たり、お手洗いに行ったりした。念のため、もう一度搭乗開始時刻を確認すると、時間までもう少しになっていた。搭乗ゲートまで歩いて5分くらいということだったので、ギリギリにラウンジを出ることにした。搭乗開始時刻になったので、ラウンジを出て、搭乗ゲートまで歩いて行った。階段を降りて搭乗ゲートに行くと、出発前の人が殺到するようなざわめきがない。あれっ、時間変更になったのかなー、と思って職員を探した。すると、何人かの職員がこちらに向かって歩いてきたので、ボーディンぐパスを見せて、この便はこのゲートでいいのか聞いてみたら、「このゲートでいいけど、たった今搭乗を締め切った」と言われた。その職員が言ってる意味がわからず、「だって、搭乗開始時刻が今からだから、それはおかしい。搭乗開始が早まるともアナウンスしてなかったぞ」と言い返すと、彼は私のボーディングパスの”搭乗時刻”のところを指さしていた。指の先を良く、そしてもう一度見てみると「Gate Close Time」と書いてある。おやっ、、、ゲートが閉まる時間じゃん。そんなの、聞いたことがない。今まで、何度もブリティッシュ・エアウェイズを利用したことがあるし、ヒースロー空港を利用したこともある。でも、「Gate Close Time」なんて書いてなかった。。。「父親が危篤なので、乗せてくれ」と嘘を言ってみたが駄目だった。大声で喰い下がったが後の祭りだった。そして、やむなく予約をし直しにブリティッシュ・エアウェイズのカウンターに行ったのだった。トホホ。(続く)
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
イギリス ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。