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少女時代 [韓国]

3年前にお隣の国、韓国に行った。目的は二つ。一つは、当時、大韓航空が成田から仁川に就航させたA380に乗るため。二つ目は”少女時代”みたいな可愛い女の子を見るというのが目的だった。”少女時代”みたいな可愛い女の子を見る、と言っても決していかがわしいものではなく純粋に街中で見るだけという話。成田空港で初めて目の当たりにしたA380は大きかった。正面から見る機体は確かに愛嬌がある顔をしているが、わざとらしい可愛らしさに思えた。機内に入ると確かに広い。シートはエコノミー席だったこともあり、座席は狭い(当たり前か、、、)。なんだかワクワク感がなかったが、きっと、知らない間に生まれて初めてジャンボに乗った時のワクワク感と比較していたのだろう。ソウルに着いて地下鉄の新沙駅まで行ったのはよかったが、ホテルがどこにあるかわかなかった。しかたなく、タクシーを捕まえて運転手にホテルまで行ってくれと、地図を見せると、すぐ近くだった。。。ホテルに着いて早速カロスキルへ行き、スターバックスから歩いている女の子を眺めた。一緒に行った女の子に「少女時代いないねー」と言うと「いないねー」と答えが帰ってきた。その日は近くの店でカンジャンケジャンを食べて寝た。次の日、また朝からカロスキルのカフェに行き行き交う人を眺めていたが、「少女時代いないねー」、「いないねー」という昨日と同じ会話。通りを散歩して、一本裏通りのパン屋に入ってパンを食べながら外を眺めたが、やはり「いないねー」、「いないねー」。そうだ、場所を変えよう、ということでアックジョンに移動してお昼を食べることにしたが、「いないねー」。お昼を食べて通りを歩いてみたが、いない。そして、またまたカフェに入ったが、外が眺められる席がなく、仕方が無いので店内を眺めていた。が、やはり「いないねー」。一緒に行った女の子が、通りにあるお店を見たいと言うので、私だけカフェに残った。そして、外が眺める席が空いたので、そこに移った。かれこれ3時間は外を眺めていただろうか、結局、少女時代はいなかった。ちなみに、私はカフェ、喫茶店の類があれば1日じーっとして時間を潰すことができる。特技、と言えば特技かもしれない。そして、その日の夜は焼肉を食べに行った。焼肉屋に入って注文していた時、若い女の子が3人店に入ってきた。3人とも可愛いのだが、そのうちの一人が背が高くてスタイルが良く、とても可愛いらしかった。「あっ、少女時代だ」と連れの女の子に小さい声で言うと、彼女も「ほんとだー」。いた、やっぱり‏いるんだ。しかも韓国らしく、少女時代は焼肉屋にいるのだ。しかし、席に着いた彼女たちは日本語で話し出した。なーんだ、日本人か。ここで発見したら劇的だったのに。。。食事を終えてホテルに帰ると、レセプションに女性スタッフがいたので、私は「可愛い子は、このあたりにはいないんですかねー」と聞いてみた。彼女はポカーン???としていたので、「少女時代みたいな可愛い子はどこに行けば見れるんですか」と聞き直した。彼女は笑いながらこう答えた。「可愛い子はみんな日本に行ってるんじゃないんですか(笑)」。ガーーーン。。。
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仁川空港で寝る [韓国]

韓国の仁川空港は近年とみに評価が高く、満足度調査ではシンガポールのチャンギ空港を凌駕することもある。まー、満足度調査などというものは金さえ出せばなんとでもなるものだが。。。チャンギ空港はベテラン大御所の北島三郎なら、仁川空港は最近メキメキ頭角を顕わしたAKB48なのだ。その比喩ではよくわからんという方には、川奈まり子対宇都宮しをん、と言った方が理解しやすいのではないか。まー、そのあたりのことはどうでもいいのだが、、、この空港は新しく、とても綺麗である。朝から深夜まで賑やかな空港だ。この空港の良さは乗り継ぎが便利なところ。乗り入れている航空会社や飛行機の便数が非常に多くとても便利なのだ。しかも、東京から目的地に行くよりも時間はかかるが、航空会社によっては安く航空券を購入することができる。私も仁川空港はかなりの頻度で利用する。アジアへの便は大韓航空を利用すると、日本の航空会社を利用するよりかなり安い。空港は明るく清潔である。フードコートは24時間営業している。当然、フリーwi-fiは使用できる。ベンチは完全に横になることができ、周囲は比較的静か。しかも、空港内で巡回している警備員を良く見かけるので安全性が高い上にベンチで寝ていても怒られない。空港スタッフの態度がとても良いことが感覚的にわかる。トイレも広くて清潔なのである。しかし、中国人と韓国人が多いので、彼らが団体でいるととてつもなくうるさいのが欠点。また、日韓関係に影響を及ぼすニュースが流れるたびに神経質にならざるを得ないのは困りものである。寝るのであれば、時間帯にもよるが東ウィングか西ウィングの突端が静かでいいと思う。しかし、何かが足りないんだよなー。
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ソウルのタクシー運転手 [韓国]

もう20年以上前、初めて韓国のソウルに行った時、空港は今の仁川空港はまだなく金浦空港だった。金浦空港の臭いは冷麺の臭いだった。ソウルのタクシー料金は安かったので移動にはタクシーばかり使用していた。初めての韓国はソウルに二泊三日で焼肉が目当てだった。夕食時にホテルでタクシーを捕まえてもらい、ガイドブックに書いてあった焼肉屋に出かけた。タクシーの運転手は日本語が上手で調子の良いオヤヂだった。ホテルを出ると運転手が「この店より美味しい焼肉屋を知ってるよ」と、こちらが聞いてもいないのに勝手に話し出した。私が「高いんだろう」と聞くと「そんなことない。最高級のカルビだけど高くないよ」と運転手が答えた。当時、まだ海外旅行の経験もあまりなく、純粋だった私は、日本語の上手な運転手に気を許していた。どーしよーかなーと迷っていると、運転手が「お金は、いくら持ってますか」と私の心の動きを見透かしたように追い打ちをかけてくる。私が「3万5千ウォンくらい」と正直にに答えると、運転手は「私の知ってる店は、最高級のカルビを出します。値段は3万5千もしないよ」と言うので、「じゃー行ってみようか」と運転手の言う店に行ってみることにした。店に着いたが、なんとなくボロっちい焼肉屋だった。運転手に手招きされて焼肉屋に入ると、運転手と店のおばちゃんが韓国語で何か話している。運転手が「飲み物は何がいい?今、最高級の焼肉のセット頼んだよ」と言うので、私はビールを頼んだ。親切と言うか世話好きなオヤヂだなーと思っていると、ビールとグラスが2個来た。私が「ん?」と思っていると、運転手が二つのグラスにビールを注いで、「カンパーイ」と言いながらビールを飲んでいる。私は「それは、おいらのビールだよな」+「今、勤務中だろ」+「飲酒運転じゃね」の三つの疑問が渦巻いていたが、ビールと一緒に飲み込んだ。その間に焼肉の準備が着々と進み、七輪がセットされた。焼肉のセットが来たが、量が多く、明らかに一人前のそれではない。呆気にとられている間にタクシーの運転手が焼肉を七輪で焼き始め、「いっぱい食べてください」と私に言うではないか。そして、私に「いっぱい食べてください」と言っていた運転手が焼肉をいっぱい食ている。しまいには、「お客さんも遠慮しないでください」とか言ってくる。面白いことを言うじゃないかソウルのタクシー運転手。ひとしきり食べたが、大量の焼肉は喰いきれずに残してしまった。タクシーの運転手は、爪楊枝をくわえ、「美味しかったね」と言って腹を擦っている。確かに美味かったが、おいらがいつおまえに馳走すると言ったんじゃ。店を出る時、店のおばちゃんに焼肉の金額を書いた紙を渡された。その紙には”34,800”と書いてあった。あれっ、おいらの所持金じゃん。気持ちが悪いくらいの偶然だな。いやー、お金が足りてよかった、、、じゃねーし。”やられた”と思ったが、後の祭り。確かに運転手は「3万5千もしないよ」と言ってはいたが。。。しかたなく34,800ウォンを払って店を出た。そこには、嬉しそうに私を手招きするタクシーの運転手の姿があった。
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